尿路結石の原因

2012年02月13日

 尿路とは、尿の通り道すべてのことで、尿道をはじめ、腎臓の出口から膀胱までも尿路と呼ぶことができます。
 尿路結石症とは、その部分における結石症の総称で、部位により、腎結石(腎杯結石、腎盂結石)、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と呼ばれます。

 尿路結石の原因は、体に不要になった物質が結晶化して大きくなることによります。
結石は、尿路感染、代謝異常、ホルモン、薬が原因となることもあります。たとえば、代謝が悪くなり、尿の排出がうまくいかなくなることにより結石が生じることがあります。体内の水分が足りず、尿の成分濃度が高くなると小さな結晶が生じます。
この結晶の排出がうまくいかないことが続くと、やがて結石となってしまうのです。
 しかし、体内に結石が生じるメカニズムは未だにはっきりとしたことは理解されておらず、原因も不明とされています。

 尿路結石の傷害罹患率は、5~10%といわれており、年々罹患者が増加している傾向にあります。