嚥下訓練食とは

2012年02月13日

リハビリの基本となるのは嚥下訓練食です。
嚥下訓練食は、嚥下運動の各段階(口腔期・咽頭期・食道期)に応じて準備されます。

1:口腔期障害
  咀嚼や食塊形成の障害を合併していることもあり、固形物は摂取できません。
  訓練食は、おもに液体や低粘度のペースト状のものになります。

2:咽頭期障害
  この段階の障害は、誤嚥の危険性があります。
  高粘度のペースト状の食物、たとえば、ヨーグルトやゼリーなどから摂取訓練を行います。

3:食道期障害
  一度に大量の食物が食道に入ると、逆流し誤嚥を引き起こす危険性があります。
  この障害のリハビリでは、低粘度の食品を、時間をかけて少量ずつ摂取していきます。