杉田医師学会報告

2013年12月15日

平成25年12月15日 愛知県豊田市にて東海脳神経外科フォーラムが開催されました。

 杉田医師は脊髄障害性疼痛について実際の症例報告を交えて 多方面からの原因分析並びに治療の方法などについて報告しました。

 脊髄障害性疼痛は外傷、脊椎・脊髄変性疾患、炎症、腫瘍性病変などで障害を受けた脊髄に長く残る治療抵抗性の疼痛で、患者さんのみならず その家族や治療者側にとっても心を煩わせる病態です。重症の症例数は多くはないが軽傷・中等症を含めると相当数の患者さんがいるものと推定され、生活の質を障害する病態のため、その治療は重要といえます。脳や脊髄など中枢神経はある程度以上の障害を受けると快復不可能の障害を受けます。その後遺症ともいえる脊髄障害性疼痛の病態の解明、原因疾患解析、治療法などが近年進展しており小豆畑病院脊椎脊髄センターでも専門医が相談や治療に従事しています。